地域をよくしたいという想いを集めてカタチにする健幸笑てん

2022.2.25 マップを辿って、まち歩き その3

健幸笑てんニュースを手にマップのC を辿ってみた。

1)すすき野公園~あざみ野ガーデン

あざみ野駅からの71系統バスを終点で降りる。左手がすすきの公園である。入ってみるとここは黒須田川を下にした高みで展望が開け対岸は鉄町から早野に続く丘陵となり横浜総合病院や桐蔭学園はその林の中に隠れている。公園は広い運動場や滑り台などがありトイレも立派。冬とは思えぬのびやかな陽射しがあふれてあちこちに親子連れの姿も見える。

 

バス停に戻りゆっくり道をあがっていくと駅前から直進してきたバス道路を橋でこえる形となり眼下に「LEADあざみ野」の黄色の建物が見えた。階段をおりてその前に出る。駅行のバス停のすぐ前がこの店でグリーンがところせましとおかれている。

「ポポラスさんぼみち~仲間と集う庭」や「全国年緑化よこはまフェア銅賞」の標示もあり造園業の店らしいが「まちの相談所ネットワーク」の案内やのぼりもあり地域の活性化に積極的な姿勢が心強い。ウオーキングポイント歩数計の設置もある。

  道を渡り駅の方へと少し歩くとあざみ野ガーデンズの入口だ。入るとガーデンズと複数になっている理由がわかる。目に飛び込むゴルフレンジの大きく高いネットを前にスシロー・コメダ・マック・Marche など食べどころとともに、テニススクールも併設されていて「運動と食」をあわせた広いコンプレックスだ。休日とあってパーキングは満杯。地下鉄の延長によりここに新駅も出来るとか、シニアの私たちも含めてなにかと訪れるところになりそうだ。

  2)あざみ野ガーデン~大場ケアプラザ

ガーデンズを抜けて大場町の中心へと歩く。道は広々としているが人込みは絶えて静かで散策は気持ちがいい。大場子の神のバス停を過ぎたところに広いパーキングのスペースをとった「ファミリーマート青葉大場町店」、並んでこじんまりと「横浜大場郵便局」、店といい局といいいずれもこの地域の欠かせぬところだ。
そして目につくのはその向かいに動物病院と並んでいるベビー用品の店「きっずえんじぇる」。店頭にずらりとベビーカーなどが目白押しに展示されている。子供服・ベビー用品のリサイクルもおこなっているらしい。ともに使うのは一時のことなのでそのリサイクルは応援したい。

 程なく「アール美容院」、休日でシャッターがおりているが入口の上にある店名のプレートはすっきりしたデザインでこの店のセンスが感じられる。

 やがて大場中央のバス停を過ぎると今までと同じように静かな住宅街のたたずまいではあるが左側が一変して大きな住宅が続くようになる。いすれもこれまでの住宅の2軒分のスペースをとったいわば大邸宅が続いているのだ。家はさまざまだがスペースはいずれも同じ広さ。想像するにこの一画は開発初期で広い単位の分譲がおこなわれたのか。たしかにこのあたりはあざみ野三丁目方面から大場町の東半に至る台地の端であり大場川源流部を見下ろす展望のよい住宅地の適地といえよう。

  今は住宅が並んでさほど意識しないが実は先ほどのガーデンズから歩いてきたこの道はそもそもこの台地の端に沿ってつけられたものなのだ。それは大場坂上に至って西側に大展望が豁然とひらけるとき誰しも気づくことになる。

3)大場ケアプラザ

最後は「横浜市大場地域ケアプラザ」、健幸笑てんの中核拠点であり事務局の場所でもある。エントランスに向かうと植栽のいくつかにマロニエなどと樹種が掲示されていて楽しい。

実をいうとここは立地としては恵まれたところではない。駅からは離れバス通りからも入った目立たぬ場所にある。また送迎サービスを利用出来るデイサービスの方々は別としてもここより西側、大場川沿いや鉄町に住む人たちにとって利用するのに急な坂道を上がらねばならないし、黒須田の方々にいたっては片道だけでも下りと登りの試練がある。

だがそういったハンディを乗り越え夏秋のフェスティバルには数百人の地域の人たちが集まり、常時も子育てからシニアまであれこれと工夫をこらした行事やグループの活動があり施設の利用度は高いらしいと聞くのは嬉しい。

歩き終えてこの交流ラウンジで展示などを見ながらひとやすみするのもよい。あわせて今後の一層の発展を望みたい。

by     S